2024/09/27

Taiwan Today

政治

在台日本人の一行39名が震災後の花蓮を観光で応援、蕭副総統が駆け付け感謝

2024/06/11
日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表(駐台日本大使に相当)は、台湾在住の同協会職員とその家族など一行39名を引き連れて、震災の影響で観光産業が大きな打撃を受けた花蓮を訪れた。長く花蓮県選出の立法委員(国会議員)を務めていた蕭美琴副総統が駆け付け、一行が具体的な行動をもって花蓮の観光振興を応援してくれたことに感謝した。(総統府)
4月3日に発生した花蓮地震の影響で、花蓮県の観光業界が打撃を受けている。端午節の三連休(6月8日~10日)、花蓮県の宿泊施設の予約率はわずか1割と落ち込んだ。そうした状況の花蓮を元気づけようと、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表(駐台日本大使に相当)が、台湾在住の同協会職員とその家族など一行39名を引き連れて、「期盼花蓮早日康復!日本・台湾一起加油!」(台湾、早く元気になってね!日本と台湾、一緒にがんばろう!)を合言葉に一泊二日の花蓮旅行を楽しんだ。9日には蕭美琴副総統が駆け付け、花蓮県花蓮市にある松園別館で一行と会見した。長く花蓮県選出の立法委員(国会議員)を務めていた蕭副総統は、一行が具体的な行動をもって花蓮の観光振興を応援してくれたことに感謝した上で、これがきっかけとなり、より多くの日本人観光客が花蓮を訪れるよう期待を寄せた。
 
蕭副総統は、「台湾と日本は強い絆で結ばれ、困難に遭うたびに相手への思いやりを示してきた。日本で震災が発生すると、台湾はいつもまっさきに関心を寄せてきた。今回、4月3日に花蓮で震災が発生したときは、日本政府や各方面からただちに義援金が寄せられた。いまはこのように、具体的な行動によって花蓮を訪れ、震災後の観光振興を応援してくれている」として、片山代表をはじめとする在台日本人などが花蓮を訪れてくれたことに感謝した。また、これがきっかけとなり、より多くの日本人観光客が花蓮を訪れるよう期待を寄せた。
 
「初めて花蓮を訪れて感動した」という片山代表は、花蓮の第一印象について、環境が良いこと、台北から列車で2時間余りで行けて、交通が便利で快適であることなどを挙げた。そして、船でのホエールウォッチングや、先住民族のイベントに参加したり、日本統治時代に建てられた建築物などを見学できるのを楽しみにしていると述べた。片山代表は、この花蓮旅行の詳細は同協会のフェイスブックで公開して日本人に向けて宣伝するとし、より多くの日本人観光客に花蓮を訪れて欲しいと述べた。
 

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