2024/09/29

Taiwan Today

外交

蕭副総統がチェコ上院第一副議長ら一行を午餐会で歓待

2024/06/12
蕭美琴副総統(右から6人目)が11日、訪台したチェコ上院のイジー・ドラホシュ第一副議長率いる代表団を午餐会を開いて歓迎、各人が両国の各分野における関係の発展を促進しようと取り組んでいることに感謝した。(総統府サイトより)
蕭美琴副総統が11日、訪台したチェコ共和国上院のイジー・ドラホシュ(Jiří Drahoš)第一副議長率いる代表団を午餐会を開いて歓迎、各人が台湾とチェコの各分野における関係の発展を促進しようと取り組んでいることに感謝した。蕭副総統は双方が様々な計画で交流を続けていることを歓迎、またこのところ協議している協力プロジェクトがさらに進むことに期待を寄せた。
 
蕭副総統はスピーチの中でまず一行の訪台を歓迎、今年3月に自身がチェコを訪れた際に受けた、同国上院のミロシュ・ビストルチル(Miloš Vystrčil)議長及び同国政府、社会各界の熱烈な歓待に感謝した。そして、台湾とチェコとの様々な面での二国間関係進展に協力する考えを示した。
 
蕭副総統は、今回ドラホシュ第一副議長が科学技術、文化、歴史、教育の専門家、業者、リーダーらを率いて台湾を訪れたことで双方の様々なプロジェクトに進展があったことを喜ぶと同時に、このところ協議して来たという様々な交流と協力プロジェクトを引き続き深めていけることに期待した。
 
蕭副総統はさらに、今年4月に起きた花蓮地震の被災地再建のためチェコ政府が義援金を提供してくれたことに感謝、新政権は社会の全方位的レジリエンスの確立に努力しているとして、チェコと共にサプライチェーンのレジリエンス強化などを含む関連の取り組みをいっそう進めていけることに期待を寄せた。
 
一方、ドラホシュ氏はチェコと台湾との関係が自由、民主主義、人権など共通の価値に基づくものであることを指摘、「両国は地政学的な問題にも似通った見方をしている」と述べた。また、チェコが台湾の国際参与を支持する立場にあることに触れ、数日前にも上院では台湾がオブザーバーとして世界保健機関(WHO)の最高意思決定機関・世界保健大会(WHA)に参加することを支持する決議を圧倒的多数で可決したと説明した。
 
ドラホシュ氏は、「真の友情は言葉ではなく行動を通して証明される」と述べ、コロナ禍や自然災害のいずれにおいても両国が助け合い、また同じようにウクライナをサポートしていることを指摘、今後も科学技術や文化など各分野での交流を深めていけるよう願った。
 
そして最後にドラホシュ氏は、双方の関係は互いを尊重し、知識を分かち合い、共同で民主主義の価値を普及させていくことを基礎にしていると指摘、両国は遠く離れているがその心は互いに寄り添っているとして、「我々は正しい時間に正しい場所で正しい人に会っている」と述べた。
 
今回総統府を訪れたのはドラホシュ氏以下、チェコのJana Havlikova科学研究イノベーション担当副大臣、ビジネス・投資開発庁(チェコインベスト)のトップPetr Očko氏、国立博物館(プラハ)のMichal Lukeš館長ら政府関係者と学者・専門家たち。
 
 

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