2024/09/29

Taiwan Today

外交

頼総統、米国在台協会のモリアーティ前理事長と会談

2024/06/17
頼清徳総統(右)が14日総統府で、米国の対台湾窓口機関・米国在台協会(AIT)で2016年から2023年まで理事長を務めたジェームズ・モリアーティ氏(左)と面会した。(総統府サイトより)
頼清徳総統が14日総統府で、米国の対台湾窓口機関・米国在台協会(AIT)で2016年から2023年まで理事長を務めたジェームズ・モリアーティ(James Moriarty)氏と面会した。頼総統はモリアーティ氏について、「台湾の古い友人、良き友人だ。AIT理事長の任期内に台米の各分野での協力を大いに広げ、二者関係の発展の基礎を築いた。退任後も台湾に関心を寄せると共に影響力を発揮し、米国各界に専門的な提言を行い、台米の安全保障面での協力を積極的に後押ししている。台米の戦略的パートナーシップに多大な貢献を果たした」と評価した。
 
頼総統は、これまでに台南市長、行政院長(=首相)、副総統として度々モリアーティ氏と対面してきたことに触れ、「古い友人から台米関係に関する意見を聞きたい」と述べると共に、モリアーティ氏が行動を以って台湾への支持を示してくれたことに感謝。今後、共に努力して台米関係を引き続き強固にし、台湾海峡の平和と安定を一緒に守っていけることに期待した。
 
頼総統はまた近年の権威主義拡張に触れた上で、「米国政府と議会は『台湾関係法』と『六つの保証』など台湾への約束を着実に執行して双方の関係深化をサポートしている。地域の平和と安定を共同で維持し、民主主義と自由の価値を守っている」として感謝した。頼総統は、実力を高めてこそ平和を強化出来るとして、これからも国防力の強化に努め、台湾の自己防衛、ならびに自由民主を守ろうとする決意を世界に示していく考えを強調した。
 
さらに頼総統は、台湾は米国及び理念の近い国々と積極的に連携し、極端気象など地球規模での課題にも対処していくと述べた。
 
これに対してモリアーティ氏は、台湾と米国との関係に重要なのは共通の利益のほか、「共通の価値だ」と指摘、双方は共に平和と安定が維持されること、ならびに経済や社会が外来の干渉を受けないことを望んでいると説明。また、台湾と米国の社会はいずれも個々人が重要な価値を持つことを信じており、国はそうした一人ひとりに責任を負わなければならないと語った。
 
モリアーティ氏は、台湾と米国は対外的に似通った課題に直面しているが、一致団結すれば全世界の民主主義陣営は必ず大いに発展し、未来を迎えることが出来るはずだと強調した。
 
 

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