2024/06/30

Taiwan Today

政治

頼総統が就任満1カ月の記者会見、3委員会の設置を宣言

2024/06/20
頼清徳総統(写真中央)が就任1カ月を迎えるにあたり19日に記者会見を開き、総統府に「国家気候変動対策委員会」、「全社会防衛レジリエンス委員会」など三つの委員会を設置すると宣言した。左は蕭美琴副総統、右は潘孟安総統府秘書長。(総統府サイトより)
頼清徳総統が5月20日の総統就任から満1カ月を迎えるにあたり、19日午前総統府で蕭美琴副総統、総統府の潘孟安秘書長(=総統府官房長官)、国家安全会議の呉釗燮秘書長を率いて記者会見を開催した。記者会見は「信頼新政、時代新台湾」と銘打たれ、頼総統はこの中で、総統府に「国家気候変遷対策委員会」(国家気候変動対策委員会)、「全社会防衛靭性委員会」(全社会防衛レジリエンス委員会)、「健康台湾推動委員会」(健康台湾推進委員会)の三つの任務型委員会を設置することを宣言した。頼総統が自ら四半期ごとに会議を招集し、産官学と民間で対話を行うと共に国際社会との連携を深め、国の発展に向けての戦略を立てる。また記者会見を開催してメディアの質問に答える。
 
頼総統は、2050年のカーボンニュートラル実現に積極的に取り組むこと、全世界の安全保障のための助け合いに応じること、国民がより健康になり、国家がより強くなることが、台湾が世界を受け入れ、世界も台湾を受け入れることにつながると説明、政府は国家をより良い未来に向かわせると共に、「世界の台湾、より良い台湾」にこれからも全世界に幸せを届け続けさせる自信があると述べた。
 
「国家気候変遷対策委員会」の副召集人は行政院(内閣)の鄭麗君副院長(=副首相)、台湾の最高学術研究機関・中央研究院の廖俊智院長、和碩聯合科技股份有限公司(PEGATRON)の童子賢董事長(=会長)が務める。「全社会防衛靭性委員会」は蕭副総統、潘総統府秘書長、呉国家安全会議秘書長が副召集人を担当。そして、「健康台湾推動委員会」の副召集人は「健康台湾推動聯盟」の陳志鴻召集人、国家生技医療産業策進会の翁啓恵会長と行政院の陳時中政務委員(=無任所大臣)が務める。
 
 

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