2024/10/06

Taiwan Today

経済

経済部がNYで台米中小企業交流フォーラム開催、台米の企業間交流と提携を促進

2024/06/25
経済部中小及びスタートアップ企業署が20日、米ニューヨーク市内のホテルで、「台米中小企業交流フォーラム」を開催し、台米の企業間交流と提携を促進した。(経済部サイトより)
経済部(日本の経済産業省に相当)中小及新創企業署(=中小及びスタートアップ企業署)が20日、米ニューヨーク市内のホテルで、「台米中小企業交流フォーラム(TAIWAN-U.S. SMALL AND MEDIUM ENTERPRISE FORUM)」を開催した。台湾と米国の政府関係者、中小企業及びスタートアップ企業の代表らが集まり、「United for Success(成功のための団結)」をイベントの精神とした上で、「科学技術のイノベーション」と「バイオ医療」に関する台米企業の発展トレンド、課題、提携の可能性を中心に討論した。台湾と米国から80名以上が議論に参加した。
 
駐ニューヨーク台北経済文化弁事処の李光章処長(=大使)は開幕のスピーチで台米は緊密に補完し合う経済貿易関係を有しているとした上で、そのカギとしての役割を果たす台湾の中小企業がニューヨークを入り口にして米国市場に進出することに期待した。李処長は一方で、米国の企業も台湾を「ジャンプ台」にして東アジア及び南アジアに進出出来るはずだとし、この日のフォーラムがより多くのビジネスの結びつきとパートナーシップにつながるよう願った。
 
今回のフォーラムでは米商務省の関係者が米国のビジネス環境及び企業にとって実用的なリソースについて説明。「科学技術のイノベーション」に関してはニューヨークのアクセラレーター、「WEVE Acceleration」のCEO、John Lynn氏、ニューヨーク市クイーンズ区商工会議所のThomas J. Grech総裁、米企業Amogy社の経営戦略ディレクター、Gancheng Sun氏、ワシントン玉山科技協会の蕭一白会長、応援科技(OEN)の蕭新晟執行長(=CEO)が台米の技術革新環境と市場トレンドについての考えを共有、さらに双方の提携モデルの選択及び市場への進出戦略などについて具体的な提言を行った。
 
また、「バイオ医療」では精拓生技(Cancer Free)の創業者でCEOの陳柏翰氏、米Graphen社で技術長を務めるChen-Yong Cher氏、米「医起」社の鄭培堃CEO、藍籌国際管理顧問有限公司の靳厳博会長、艾斯創生医股份有限公司の蔡易霖営運長(=COO)ら台米の業界関係者が米国におけるバイオ医療市場のトレンドについて共有、同時に研究開発のプラットフォームに関する協力や臨床試験での連携、技術移転によるビジネス化などをテーマにそれぞれの考えを説明し合った。
 
経済部中小及新創企業署によると今回のイベントにはニューヨークでトレーニングを受けているスタートアップ企業10社も招待。フォーラムを通じてその「露出」を助け、ビジネスチャンスの獲得を後押ししたという。同企業署では、今後も台米の中小企業の交流イベントを継続し、経済貿易分野における台米の関係を深めていくとしている。
 

 

ランキング

新着