英エコノミスト誌傘下の研究所、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット（EIU）は26日、2024年の「世界住みやすさ指数」（Global Liveability Index）を発表した。調査対象となった世界173都市中、台湾からは3都市が100位以内にランクイン。順位は高い順に台北66位、高雄72位、台中74位だった。
EIUの「世界住みやすさ指数」は、対象となる都市を安定性（Stability、25％）、ヘルスケア（20％）、文化と環境（25％）、教育（10％）、インフラ（20％）の5つのカテゴリーで評価するもの。台北、高雄、台中は今年、いずれも「ヘルスケア」の評価が上昇。これにより総合評価も昨年より上昇した。台北と台中の世界順位は、それぞれ昨年より１位上昇となった。
なお、調査対象となった世界173都市の上位10都市はウィーン、コペンハーゲン、チューリッヒ、メルボルン、カルガリー（カナダ）、ジュネーブ、シドニー、バンクーバー、大阪、オークランドだった。そのうちウィーンは3年連続１位。大阪はアジアで唯一、上位10都市にランクインした都市となった。