2024/10/05

Taiwan Today

政治

台湾の菓子・ベーカリー業者20社が日本を訪問、まずは福岡の老舗和菓子・洋菓子店などと交流

2024/07/02
経済部商業発展署は、台湾の菓子・ベーカリーの知名度を拡大し、商機を開拓するため、6月30日から7月3日まで台湾の関連業者20社とともに日本を訪問している。写真は福岡県福岡市にある友誼商店を訪れた一行。アジア各国の食材を輸入・販売している。(経済部)
経済部商業発展署は、台湾の菓子・ベーカリーの知名度を拡大し、商機を開拓するため、6月30日から7月3日まで台湾の関連業者20社とともに日本を訪問している。一行はまず福岡を訪問し、地元の和菓子・洋菓子店、流通業者、同業者組合などと交流を深めた。
 
台湾には創業100年以上の歴史を持つ老舗菓子店が少なくない。日本統治時代に日本の職人から菓子作りの技巧を学び、受け継いできたからだ。このため一行は今回、数多くの銘菓を生み、和菓子発祥の地の一つともいわれる福岡を訪れることにした。福岡には銘菓のブランドが多く、そこから派生して生まれた土産品は全国的にも有名だ。一行は「筑紫もち」で知られる福岡市の如水庵や、福岡県八女市の隆勝堂などを訪問。社長あるいは営業部長などと商品のブランディングや特色を打ち出すための経験などについて意見交換を行った。
 
この訪問団には台湾から陳允宝泉、中外餅舗、阿聡師、明星西点、明新食品、龍口食品、豊興餅舗など20社が参加。いずれもユニークな味や新しいアイデアで、台湾を代表する銘菓を提供している。今回の訪日では日本市場への理解を深め、台湾の業者の国際視野を広げて将来の海外市場開拓に備えたい考えだ。
 
一行はこのほか、福岡で地元の業者とのマッチング交流会にも参加。商品の包装デザイン、市場でのマーケティング戦略、若い消費者のニーズなどについて意見を交わした。現在までに株式会社ノダックス、福岡博多の洋菓子チョコレートショップ、友誼商店など複数の流通業者が台湾の業者との協力に意欲を示し、今後さらに商談を進めることになっている。
 

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