2024/10/05

Taiwan Today

政治

陳農業部長が日本の対台湾窓口機関の代表と面会、農産物交流の促進に謝意

2024/07/02
農業部の陳駿季部長(右)が1日、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表(左)の表敬訪問に応じ、日本が今年6月に台湾産ドラゴンフルーツ赤肉種(手に持っている)の輸入を解禁したことに謝意を表した。(農業部サイトより)
農業部(日本の農林水産省に相当)の陳駿季部長(=大臣)が1日、日本の対台湾窓口機関・日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表の表敬訪問に応じた。陳農業部長は赤肉種のドラゴンフルーツで片山代表を歓待すると共に、日本が今年6月に台湾産ドラゴンフルーツ赤肉種の輸入を解禁したことに謝意を表した。「初荷」の赤肉種ドラゴンフルーツは今週、日本に向けて出荷される予定。陳農業部長は、台日双方は政府か民間かを問わず、長期にわたって様々な農業協力と技術交流のメカニズムを築いているほか、農産物を互いに売り込む新たな提携モデルを生み出したと評価。陳農業部長と片山代表は、今後も努力し、より全面的な農産物の貿易と交流を共に推進することで一致した。
 
陳農業部長は、日本の農林水産省が今年6月5日に台湾産ドラゴンフルーツ赤肉種の輸入を認めたことを正式に公告したことに触れ、「片山代表の努力と協力が台湾の高品質な果物の海外市場開拓にブレイクスルーをもたらした」として大いに感謝した。また、日本台湾交流協会と台湾の中華文化総会が2年続けて総統府前のケタガラン大通りで「台日フルーツ夏祭」を行ったことについて、「台湾の人々と台湾で暮らす日本人が両国のおいしいフルーツを味わい、台日の友情も深められた。大きな反響を呼んだ」と評価、今年8月24日と25日に行われる第3回では初めて台湾南部・高雄市の「駁二芸術特区」に会場を移して開かれると指摘し、南部の人たちも盛大かつ有意義な「夏祭」に参加できることを喜んだ。
 
台湾の農産物輸出統計によれば、日本は昨年、台湾産フルーツ最大の輸出先となった。輸出量は1万7,876トン、金額ベースでは2,973万米ドル。バナナ、パイナップル、柚子、ライチ、ナツメなど高品質なフルーツに加えて、ドラゴンフルーツ赤肉種もまもなく日本各地で食べられるようになる。また、「金煌」マンゴーと「玉文」マンゴーについても日本側に検疫協議を申請中。農業部は、ドラゴンフルーツ赤肉種での成功に続いて、より多くの優良な台湾産農産物の対日輸出が可能となり、日本の人たちと日本で暮らす台湾出身者に台湾の高品質な農産物を味わってもらいたいと期待。また、それにより台日の友情がいっそう緊密かつ持続可能となり、農産物の貿易と交流がさらなる高みに向かうことを願うとしている。
 
 

ランキング

新着