2024/10/05

Taiwan Today

政治

日本参院議員・マーシャル諸島教育大臣、外国から訪問団続々

2024/07/03
台湾南部・高雄市の紅毛港保安堂に建てられた安倍晋三元首相の銅像を訪れた滝波宏文議員ら一行。海外からは親台湾派の議員や大臣の訪台が相次いでいる。(中央社)

「日本参議院親台湾派議員」の代表団が、2日から5日の日程で台湾を訪問している。代表団のメンバーは、参議院農林水産委員長の滝波宏文参院議員を団長として、吉川有美参院議員、小野田紀美参院議員、永井学参院議員、清水真人参院議員、小林一大参院議員、加田裕之参院議員、梶原大介参院議員ら8人。

滝波議員は長年、台湾と日本の議会および地方交流の促進に熱心で、外交において台湾を支持する発言を行ってきた。今回は、自民党参院議員で構成された親台湾派組織のメンバーとともに台湾を訪問した。具体的な行動で、今後も台湾を支持する決意と姿勢を表明している。

一行は台湾を訪問中、韓国瑜立法院長(国会議長)、林佳龍外交部長(外相)、陳其邁高雄市長らと面会する。そのほか、台湾南部・高雄市の紅毛港保安堂に建てられた安倍晋三元首相の銅像や五指山軍人墓地(同北部・新北市汐止区)に眠る李登輝元総統のお墓も訪れる予定。

一方、マーシャル諸島のJoe Bejang教育・スポーツ・訓練大臣は、中華民国政府の招きを受けて、2日から6日の日程で代表団を率いて台湾を訪問している。Joe Bejang氏にとっては、大臣に就任後初めての台湾訪問となり、両国間の教育協力および友好関係を深める上で意義あるものとみられる。

Joe Bejang大臣は台湾訪問中、林佳龍外交部長、鄭英耀教育部長(教育部大臣)と面会する。3日には林佳龍部長と「中華民国政府とマーシャル諸島政府の教育協力に関する覚書」を締結した。これは、両国の教育、スポーツ、人員の訓練における協力を強化し、オーストロネシア語族の文化研究、言語教師の育成、ボランティア派遣に関する交流を拡大することを目的としたもの。Joe Bejang大臣はさらに、台湾に留学しているマーシャル諸島の学生との面会、銘傳大学(台湾北部・台北市、桃園市)、国立伝統芸術センター(同北東部・宜蘭県)、国家人権博物館(同北部・新北市)の訪問など、台湾の教育文化における発展や民主主義の歩みについて理解を深める計画も予定している。

マーシャル諸島は、太平洋地域における台湾の重要な友人で、26年前に国交を樹立してから、様々な分野で緊密かつ友好的な関係を築き、成果を上げてきた。双方は今後も、平和で豊かなインド太平洋地域を共同で築くため、交流を深め、協力を拡大するとしている。

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