2024/10/05

Taiwan Today

政治

外交部、チェコからの賓客を歓迎して晩餐会開催

2024/07/03
台湾初訪問のチェコのオーケストラの演奏を通じて、チェコの情熱や魅力が台湾の人々に伝わり、両国の文化交流がますます盛んになるよう望まれる。(中華民国外交部ニュースサイトより)

中華民国外交部(日本の外務省に相当)の陳立国常務次長(事務次官)は1日夜、チェコ議会元老院(上院)社会政策委員会のMarek Hilšer副委員長、Piccolo合唱団&Piccolaオーケストラの台湾訪問を歓迎した晩餐会を開催し、両国の文化交流深化への貢献に謝意を表した。

陳立国次長によると、オーケストラは1996年の設立以来、チェコおよび世界各地で100回以上の公演を行い、多くの音楽賞を受賞している。今年のワールドツアーの最初の公演地として選ばれた台湾の人々に、チェコのオーケストラによるトップクラスの演奏を披露する狙いだ。陳立国次長はまた、台湾北部・台北市と同南部・高雄市における同オーケストラの公演を主催したフォルモサパイプオルガン文化協会にも感謝を伝えた。

陳立国次長は、「台湾とチェコは近年、多くの分野で協力を深め続けており、文化交流の成果は誰の目にも明らかなものがある。音楽に加えて、両国の美術館は相互展示でも協力している。例えば、台湾の国立故宮博物院の国宝は来年、チェコの国立博物館で展示される予定だ。チェコのDavid Steinke駐台代表は、科学技術、教育、文化、芸術、歴史などの分野で、両国間の交流を積極的に促進し、双方の協力を通じて台湾・チェコ関係がさらに発展し、新たな高みに到達するよう期待している」と述べた。

オーケストラのJan Havlik団長はあいさつで、今年はチェコ近代音楽の父と称えられる作曲家、ベドジフ・スメタナの生誕200周年にあたると指摘し、台湾での公演開催に尽力した両国政府とフォルモサパイプオルガン文化協会に感謝の意を示した。Jan Havlik団長はさらに、美しい台湾を目の当たりにし、台湾の人々の音楽に対する深い親しみを身にしみて感じたとの喜びを語った。

一方、Marek Hilšer副委員長は、「台湾とチェコは地理的に遠く離れているものの、自由、民主主義などの普遍的価値に対する信念を同じくするため、両国の友情はますます緊密になっている。以前台湾を訪問したZdeněk Hřibプラハ前市長、Miloš Vystrčil上院議長らは、台湾とチェコの友好関係促進において重要な役割を果たし、両国の関係が今後、新たなページを刻めるよう双方が引き続き努力するよう望んでいる」との期待を示した。

今回台湾を訪れたMarek Hilšer副委員とオーケストラの団員の合計28名は、台湾初訪問。オーケストラの公演を通じて、チェコの情熱や魅力が台湾の人々に伝わり、両国の文化交流がますます盛んになるよう望まれる。

ランキング

新着