2024/10/05

Taiwan Today

政治

ライセンシングジャパン「台湾パビリオン」開設、台湾オリジナルキャラクターが日本市場目指す

2024/07/04
世界中のキャラクターやブランドが集まる第15回ライセンシングジャパンが3日、東京ビッグサイトで開会した。台湾パビリオンでは「バグキャットカプー/Bugcat Capoo」や「KINGJUN(キンチャン)」など台湾オリジナルの人気キャラクター(IP)10点を紹介している。(TAICCA)
世界中のキャラクターやブランドが集まる第15回ライセンシングジャパンが3日、東京ビッグサイトで開会した。文化内容策進院(台湾クリエイティブ‧コンテンツ‧エイジェンシー。以下、TAICCA)は台湾角色品牌授権協会(TCBLA)に委託して台湾パビリオンを設置し、「バグキャットカプー/Bugcat Capoo」や「KINGJUN(キンチャン)」など台湾オリジナルの人気キャラクター(IP)10点を紹介する。また、マッチング商談会などを通して、海外での商機開拓の機会を積極的に模索する。

台湾パビリオンのオープニングセレモニーに出席した台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表は、「日本はキャラクター大国だ。誰もが知るハローキティやくまモンなどがその代表であり、世界各地に多くのファンを持つ。つまり、成功したキャラクターは、国境や言語の壁を越えて、多くの人から愛されるということだ」と指摘。世界的に有名になったタピオカミルクティのように台湾のキャラクターが世界の人々に知られ、将来的にはキャラクタービジネスで台湾が世界で活躍できるよう期待を寄せた。

ライセンシングジャパンの開催に協力する一般社団法人キャラクターブランド・ライセンス協会(CBLA)の古川愛一郎理事長は、台湾のコンテンツ産業で世界市場を開拓しようとする台湾の政府の積極的な姿勢を強く感じるとした上で、「台湾は毎年のようにライセンシングジャパンに出展しているが、その規模と内容は年々拡大し、キャラクターのクオリティやアイデアも向上している」と評価。台湾と日本は同じような文化的嗜好を持ち、SNSやメディアの影響力も強いとした上で、「国家や地域のボーダーラインが薄れる中、台湾発のキャラクターが日本市場で成功を収める日もそう遠くはないだろう」と述べた。CBLAの顧問を務める東山靖氏も、「近年海外パビリオンのキャラクター選出に加わっているが、台湾のIPクリエーターの進歩に驚いている。作品の中には台湾らしい世界観を維持しながら、世界的な競争力を持つコンテンツに成長したものもある。日本のIP市場でも高い評価が得られると信じている」などと述べた。

TAICCAの蔡嘉駿董事長によると、日本のキャラクターIPビジネス市場は198.9億米ドルの規模を誇り、世界でも重要なライセンス市場となっている。これを踏まえて蔡嘉駿董事長は「ライセンシングジャパンは台湾のキャラクターが国際進出するために重要なステップだる。今年出展する台湾の10点のキャラクターはいずれも多くのファンを持つ。今回の出展を機に国際市場との接点を持ち、台湾の豊富で多様な、そして独特の魅力を持つキャラクターが世界に出ていくきっかけになれば」と期待を寄せた。

今年の台湾パビリオンは「タピオカミルクティ」をメインビジュアルに採用。「台湾コンテンツアイランド タピオカの魅力!台湾のキャラクター大集合」をテーマに、さまざまなキャラクターが小さなタピオカと化し、台湾オリジナルキャラクターが持つユニークで多様な魅力を伝えている。

ライセンシングジャパンの開催は7月3日から5日まで。延べ5万人の参観が見込まれている。

※ライセンシングジャパン「台湾パビリオン」オンラインカタログ(出展する10点のキャラクターのほか、50点の台湾オリジナルキャラクターを紹介)はこちらでご覧いただけます。
 
https://taiwancharacter.taicca.tw/
 
 

ランキング

新着