2024/10/05

Taiwan Today

政治

鄭行政院副院長が「ドラゴンフルーツ赤肉種の日本向け初出荷」記者会見に出席

2024/07/04
行政院の鄭麗君副院長(左から5人目)が3日、ドラゴンフルーツ赤肉種の日本向け初出荷を記念した記者会見に出席。赤肉種の輸出実現が日本向け輸出を目指す他の農産物の手本になるよう期待した。(行政院サイトより)
行政院(内閣)の鄭麗君副院長(=副首相)が3日、台湾中部・台中市の豊原区を訪れ、台湾産ドラゴンフルーツ赤肉種の日本向け初出荷を記念した記者会見に出席した。鄭副院長は、「この記者会見に出席し、台湾産ドラゴンフルーツ赤肉種が日本に輸出される歴史的な瞬間に立ち会えてうれしい。自分も含めた台湾の人たちが大好きなドラゴンフルーツを日本の人たちと分かち合える日が待ち遠しい。日本の人たちが赤肉種のドラゴンフルーツを日本のお店で買えるようにするため、台湾の人たちは8年間努力した。とても長かった。生産農家、指導した農業部(日本の農林水産省に相当)、産業界、貿易会社など携わった人たちの努力に感謝したい」と話した。
 
鄭副院長は、「日本がドラゴンフルーツ赤肉種の輸入を認めたことは、台湾産果物の栽培から検疫までの技術的な突破、ならびにコールドチェーン設備と運送過程での品質確保を示している。また、市場サイドでの販促など全ての過程がシステムとして整ったことで今日の重要な時を迎えることが出来た。台湾の農産物貿易にとって重要なマイルストーンであると共に台湾フルーツの輸出にとっての大きなブレイクスルーだ。また、台湾フルーツが国際市場でますます認められていることの表れでもある」と説明した。鄭副院長は、「関係者の努力によって安定供給が可能で品質も確保された農産物の輸出システムが築かれた」として行政院を代表して感謝した。
 
鄭副院長はまた、日本は台湾に対して最も友好的で、互いに信頼する貿易パートナーだと指摘。日本は長年台湾の農産物にとって最重要な海外市場で、2016年から2023年までに台湾産果物の日本向け輸出金額は4倍に増え、昨年は3,000万米ドル近くに到達、果物の対外輸出のうち日本向けが47.4%を占めるまでに拡大し、すでに日本は最大の市場になっていると説明した。鄭副院長は、今回輸出が可能になったドラゴンフルーツ赤肉種は日本市場で大きな可能性を秘めているとして、パイナップルに続いてドラゴンフルーツ赤肉種が日本で再びブームを起こし、日本の人たちが台湾フルーツをいっそう好きになってくれることに期待した。
 
鄭副院長は、「ドラゴンフルーツ赤肉種の輸入を日本が解禁したことは日本向け輸出を目指す他の農産物にとっても貴重な経験をもたらした。台湾農業が努力すべき道だ」とした上で、今後農業のための科学技術のブレイクスルーを用い、より多元的な市場開拓を進め、生産者が高品質な農産物を生産するのを積極的にサポートしていくとの政府の方針を説明した。そして鄭副院長はより重要なこととして、台湾の農産物を国際的にブランド化して農家の実質的な収入を増やすことを挙げた。
 
 

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