2024/10/05

Taiwan Today

政治

台湾とマーシャル諸島共和国が「教育協力了解覚書」交わす

2024/07/04
林佳龍外交部長(右)が3日、マーシャル諸島共和国のJoe Bejang教育・スポーツ・訓練大臣(左)の一行と会談。両者は「教育協力了解覚書」を交わした。(外交部)
林佳龍外交部長(=外務大臣)が3日、マーシャル諸島共和国のJoe Bejang教育・スポーツ・訓練大臣の一行と会談、教育・スポーツ・訓練大臣就任後初めて訪台したBejang氏を歓迎し、両国の教育及び文化面での協力について深く交流した。
 
林外交部長はまず、マーシャル諸島がこのほどミクロネシア競技大会(Micronesian Games MAJOL 2024)を成功裏に終えたことを祝うと共に、Bejang大臣が長年台湾を支持していることに感謝、とりわけBejang大臣が保健大臣と法務大臣を務めていた間、国際的な場で繰り返し台湾のため発言したことを取り上げ、「我が国政府と人民は心に刻んでいる」と述べ、台湾がマーシャル諸島との外交関係を大切にし、これからも手を携えて教育及び各分野での協力を推進していくことを強調した。
 
Bejang大臣はあいさつの中で特に、ミクロネシア競技大会の開催に台湾が協力したこと、ならびに台湾が長年、奨学金や研修メカニズムでマーシャル諸島の人材育成を助けていることに感謝した。そして、両国が民主主義と自由の価値を共有し、国交樹立から26年、堅実で緊密な関係を保ってきたことを強調、今後も既存の良好な関係を基礎に、多元的な協力をさらに深めていく考えを示した。
 
会談後、両者は「台湾とマーシャル諸島との教育協力了解覚書」に署名。教育、スポーツ、人材の訓練などで交流を拡大するほか、双方の関係者の相互訪問、能力の構築、教師の育成、オーストロネシア語族の文化研究、ボランティアの派遣など多分野での協力を強化していくことになった。
 
覚書署名のセレモニーが終わると、外交部(日本の外務省に相当)の田中光政務次長(=副大臣)が昼食会で一行を歓待。また、Bejang大臣は午後、教育部(日本の文部科学省に類似)を表敬訪問した。滞在期間中には台湾とマーシャル諸島の教育と医療に関する協力プロジェクトの成果も視察する予定。Bejang大臣は外交部のもてなしに感謝すると共に、両国の堅い外交関係がますます発展することを重ねて願った。
 
 

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