2024/10/05

Taiwan Today

政治

外交部、イギリスのスターマー首相就任に祝意

2024/07/08
英国労働党のキア・スターマー党首(左)が5日、ロンドンのバッキンガム宮殿でチャールズ国王に任命され、首相に就任した。これに対して外交部はただちに祝意を示した。写真右は妻のビクトリア・スターマーさん。(中央社)

英国では4日に実施された下院の総選挙で、最大野党・労働党が単独過半数を獲得した。労働党のキア・スターマー(Keir Starmer)党首は5日、ロンドンのバッキンガム宮殿でチャールズ国王に任命され、首相に就任した。これを受けて中華民国(台湾)外交部は台北駐英国代表処に指示し、英国政府及び国民に対し、中華民国(台湾)政府及び国民からの祝意を伝えた。

 

スターマー新首相は過去2回(2016年と2018年)にわたって台湾を訪問し、陳建仁副総統(当時)と邱太三法務部長(法相、当時)と会見している。2020年4月の労働党党首就任後は、台湾及び台湾海峡の安全に関する関心を徐々に高めるとともに、台湾を支持する発言を行ってきた。2024年4月、イギリス労働党「台湾友の会」の共同代表で、影の内閣におけるビジネス・貿易副大臣を務めるSonny Leong氏が労働党所属の議員とともに台湾を訪れて蔡英文総統と会見した際には、労働党はこれからも台英間の経済・貿易、教育、文化交流を強化していきたいとするメッセージを台湾に伝えた。これらを踏まえ外交部は、「わが政府は今後もスターマー新首相が率いる英国政府とさらなる協力関係を構築し、双方が関心を寄せ、重視する領域でウィン・ウィンのパートナー関係を強化していきたい」とするコメントを発表した。

 

外交部によると、台英関係は近年安定した発展を遂げており、とりわけ経済・貿易、科学技術、再生可能エネルギーなどの分野での協力が活発に行われている。昨年11月には貿易強化パートナーシップ協定(ETP)を締結。今年5月にはさらに有機認証制度の同等性相互承認に関する協定を締結した。台湾がこうした協定を締結するのは、欧州では英国が第1号であり、双方の実質的な関係がレベルアップしていることを示している。外交部は、「英国は台湾にとって近い理念を持つパートナーである。双方は民主主義、自由、法の支配といった基本的価値を共有する。わが国はこれからも英国と手を取り合い、民主主義のパートナーシップを深化させ、インド太平洋地域の平和と安定、そして繁栄をともに守っていきたい」としている。

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