2024/09/10

Taiwan Today

政治

2024総統杯ハッカソンが応募開始、超高齢社会の改善策に期待

2024/07/10
今年で7回目を迎える総統盃ハッカソンは、社会問題に焦点を当て、提案された解決策を競う大会で、国内外から広く参加者を募集している。(行政院ニュースサイトより)

今年で7回目を迎える「総統盃黒客松(ハッカソン)」は9日、応募を開始した。今年のテーマは、「持続可能で健康的なウェルビーイングの実現」。行政院(内閣)の鄭麗君副院長(副首相)は、2025年に超高齢社会に突入するといわれる台湾において、官民連携で革新的な解決策が考案されることを期待していると述べた。応募受付は8月16日まで。

同ハッカソンの招集人、鄭麗君副院長は9日、衛生福利部(日本の厚生労働省に類似)の周志浩常務次長(事務次官)、デジタル発展部の林宜敬政務次長(副大臣)と共に応募開始記者会見に出席した。また、初代優秀チームによる「時差なし、ワンストップによる救助制度」を聞いて、ハッカソンの参加心得を学んだ。

鄭麗君副院長によると、頼清徳総統が行政院院長(首相)在任中の2018年に同ハッカソンを開始した。この大会は、官民連携による共創のプラットフォームで、データ所有者、データサイエンティスト、各分野の専門家が、政府のオープンデータと科学技術の革新手法を利用して、社会問題に対する革新的な解決策を競うイベント。政府サービスを最適化し、ガバナンス改革を推進している。過去6年間で、1,000を超える応募があり、30チームが優秀チームに選ばれた。

鄭麗君副院長はまた「過去6年間の1,000件の提案は、科学技術の力と市民の力が結合した人々の賢明な実行力を示すもの。デジタルテクノロジーと革新的な思考を通じて、持続可能でポジティブなエネルギーを追求し、官民が協力しながら、デジタルテクノロジーを駆使した社会問題の解決方法を探ってきた。今年は、来年の超高齢社会の到来に向けて、官民連携でヘルスケア課題を強化し、健康的で持続可能、革新的なソリューションの創出を期待している」と説明した。

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