2024/09/10

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2024総統府音楽会、沖縄西原高校の名門マーチングバンド部が登場

2024/07/10
今年の総統府音楽会にはマーチングバンド部の名門、沖縄西原高校が登場する。期末テストで学業が忙しい中、部活の練習にも励んで本番に備えている。(中華文化総会提供、中央社)

毎年恒例のコンサート「総統府音楽会」が20日に開催される。音楽会を主催する中華文化総会は9日、日本の沖縄県立西原高校マーチングバンド部が演奏することを明らかにした。同部は、オランダで開催された「世界音楽コンクール(WMC)」での優勝、日本のマーチング全国大会で5回連続金賞を受賞した経歴を持つ。

2024総統府音楽会-自由の力」は、総統府と中華文化総会が主催する毎年恒例のコンサート。中華文化総会の李厚慶秘書長は9日、ニュースリリースを通じて、西原高校との縁が宜蘭県(台湾北東部)沖縄弁事処の大湾文子代表から推薦があったことから始まったと説明した。大湾代表は、沖縄のマーチングバンドは独特なスタイルで、沖縄が地理的に台湾に近く、文化的にも似通ったところがあることから、台湾の市民から同校のパフォーマンスが受け入れられると考え推薦した。

大湾代表はまず、西原町の崎原盛秀町長へ電話をかけて、招待したいことを伝えた。知らせを受けた町長は直ちに西原高校の島田純校長へ連絡、間もなく大湾代表は校長から「台湾で演奏ができて喜ばしい」とした快諾の電話を受けた。

李厚慶秘書長によると、今回台湾を訪れる西原高校マーチングバンド部の生徒の6割は、初めての海外訪問となり、このために人生初となるパスポート発行の申請手続きを行った。李秘書長は、彼らにとっての海外初訪問先が台湾だったことは光栄で、大きな意義があるとの喜びを語った。

招待を受けた部員について李秘書長は、「国家の代表として招待されて大きな責任を感じ、さらに総統の前で演奏することにかなり緊張している。台湾訪問の2週間前に同校では期末テストが実施され、学業と部活練習の両立が困難な中、部員の家族が今回の招待を喜び、前向きに捉え、大きなサポートと信頼を寄せてくれたことに感謝している」と語った。

李秘書長は、ここ数年ますます台湾が世界から注目を集め、海外からの訪問者が年々増えていることから、総統府音楽会のプログラムも世界と歩調をあわせる必要があると強調した。昨年は、リトアニアのアカペラグループが招待を受けて演奏を行った。今年の西原高校マーチングバンド部の演奏を通じて、台湾と日本の友情が引き続き深まるよう期待される。

一行は17日に台湾へ到着し、リハーサルを行って、20日の夜7時の本番に備える。総統府音楽会のほか、19日午前には台北101ビル、20日午前には圓山大飯店(グランドホテル)でもフラッシュモブを実施する。詳細は、中華文化総会のフェイスブックおよびホームページを参照のこと。

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