2024/09/10

Taiwan Today

政治

外交部の陳立国常務次長、ドイツCDU/CSU青年同盟と偽情報対策や民間防衛について意見交換

2024/07/11
外交部の陳立国常務次長(事務次官、写真中央)は10日、ドイツのキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)青年同盟(Junge Union、ヤング・ユニオン)訪問団を午餐会で歓待し、団長を務めるヨハネス・ウィンケル(Johannes Winkel)氏(左から4人目)をはじめとするメンバーと意見交換を行った。(外交部)
外交部の陳立国常務次長(事務次官)は10日、ドイツのキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)青年同盟(Junge Union、ヤング・ユニオン)訪問団を午餐会で歓待し、団長を務めるヨハネス・ウィンケル(Johannes Winkel)氏をはじめとするメンバーと、台湾を取り巻く政治・経済情勢、若者世代が共通して関心を寄せる問題、それに台湾の偽情報対策や民間防衛などについて意見交換を行った。
 
陳次長はまず、ウィンケル氏をはじめとする一行の訪台を歓迎するとともに、台湾とドイツのキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)青年同盟の関係は長いとして、コロナ禍後初となるCDU/CSUによる台湾訪問を喜んだ。陳次長はまた、台湾とドイツは同じく自由、民主主義、法の支配、人権などの価値を共有し、二国間関係は深化を続けていると指摘。ドイツのカール・ローターバッハ保健大臣がWHO(世界保健機関)年次総会(WHA)で台湾を支持する発言を行ったことや、ドイツ連邦議会で親台湾派議員グループ代表を務めるクラウス=ペーター・ヴィルシュ議員が頼総統の就任を祝うために訪台したことなどを挙げ、こうした友好的な行動に心から感謝すると述べた。また、台湾とドイツが今後もワーキングホリデーや台湾奨学金などの制度を利用して若者の交流を促進できるよう期待を寄せた。
 
これに対してウィンケル氏は、地政学における台湾の戦略的地位は極めて重要性が高いと指摘した上で、台湾を訪問し、自らの目で台湾の民主主義と自由な社会的気風を見ることができたことを喜んだ。さらに、強大な隣国と直面する台湾の強靭性(しなやかな強さ)に強い印象を受けたとして、帰国後はCDU/CSU青年同盟の仲間と今回見聞したことを共有し、これからも台湾とドイツが関係を深化させることができるよう支持していきたいと述べた。
 
CDU/CSUはドイツの主要な政党であり、長く社会民主党(SPD)と交互に政権を担ったり、連立政権を組むなどしてきた。CDU/CSU青年同盟は同政党の青年組織で、政界の新たなリーダーを育成している。
 

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