2024/09/13

Taiwan Today

政治

頼総統がマーシャル諸島共和国のWase国会議長ら一行と会談

2024/07/16
頼清徳総統(右)が15日、訪台したマーシャル諸島共和国の国会議長、Brenson Wase氏(左)らと会談し、教育、スポーツ、人材の訓練などでの交流が今後拡大することを期待した。(総統府サイトより)
頼清徳総統が15日午前総統府で、マーシャル諸島共和国の国会議長、Brenson Wase氏らと会談した。Wase議長は中華民国(台湾)政府の招きに応じて11日から16日まで、国会議員を中心とした代表団と共に台湾を訪問している。代表団のメンバーは歳出委員会のJack Ading委員長、保健・教育・社会問題委員会のWilbur Heine委員長、Bruce Loeak議員ら。
 
頼総統は、Wase議長が長年、財務大臣、交通大臣、法務大臣などを歴任する中で、台湾とマーシャル諸島がより緊密なパートナーシップを築けるよう積極的に協力して来たことに感謝した。その上で、ここ数年両国が共同でコロナ禍に立ち向かったこと、農業技術や女性のエンパワーメント、気候変動などの分野でも連携を深めてきたことに言及。今月「台湾とマーシャル諸島との教育協力了解覚書」も調印を終えたことに触れ、教育、スポーツ、人材の訓練などでの交流が今後拡大することを歓迎した。
 
Wase議長は自身にとって国会議長に就任してから初の訪台であることに触れた上で、最近国会が行った二つの決議は両国の関係に対するマーシャル諸島の重視を示すもので、今回の訪台を格別に有意義なものにしたと指摘した。
 
Wase議長によると、一つ目の決議は台湾とマーシャル諸島共和国の国交樹立26周年を記念するもの。Wase議長は、「両国の国交は相互尊重、協力、民主主義、自由、法の支配といった共通の価値に基づき築かれている。同じオーストロネシア語族の背景を持つこともすべてをより特別にしている」と述べた。そしてもう一つの決議は、台湾のマーシャル諸島政府と国民に対する揺るぎない支持を評価するもので、Wase議長は、「台湾はマーシャル諸島の発展過程を通じて常に貴重なパートナーだ。医療衛生、教育、インフラ、農業など各分野で協力してくれる。マーシャル諸島は台湾が長年示している誠実な友情と揺るぎないサポートに非常に感謝している」と語った。
 
Wase議長はそして、マーシャル諸島の国会は台湾が国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)、国際民間航空機関(ICAO)、世界保健機関(WHO)、国際刑事警察機構(INTERPOL)など国連関係の組織に参与することを全力で支持していると強調。「台湾は責任を果たす世界の公民として各分野で世界に積極的に貢献している。台湾がこれら国際組織に加われば、世界の連携がいっそう強まり、世界の平和と安定を促進することになる」と語った。
 
 

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