2024/09/28

Taiwan Today

政治

原住民族委員会の曽主任委員が総統特使としてパラオ独立30周年記念活動に参加

2024/09/27
先住民族政策を担う省庁・原住民族委員会の曽智勇主任委員が9月26日から10月3日まで、総統特使としてパラオ共和国を訪問し、同国の独立30周年を祝う一連の活動に参加している。写真はパラオに向けて出発する特使団。(原住民族委員会サイトより)
先住民族政策を担う省庁・原住民族委員会(=先住民族委員会)の曽智勇(Ljaucu.Zingrur)主任委員(=大臣)が9月26日から10月3日まで、総統特使としてパラオ共和国を訪問し、同国の独立30周年を祝う一連の活動に出席する。また、中華民国(台湾)とパラオとの国交樹立25周年も祝い、両国の堅実で緊密な関係を示す。
 
曽特使は27日にパラオのグスタフ・アイタロー(Gustav Aitaro)国務大臣、Ngiraibelas Tmetuchl人的資源・文化観光・開発大臣及び国会リーダーと会談。そして29日にはスランゲル・S・ウィップス・Jr.(Surangel Whipps, Jr.)大統領を表敬訪問する。曽特使は頼清徳総統、及び林佳龍外交部長(=外務大臣)がパラオの建国記念日を祝う書簡を届け、政府として心からの祝意を伝える。このほか、パラオの政府要人らを招いて宴会を催し、台湾とパラオとの国交樹立25周年を祝う。
 
曽特使は9月30日に開かれる独立30周年記念晩餐会に参加。10月1日にはパラオの建国記念日を祝う式典に出席する。また、特使団は滞在期間中、パラオに駐在する技術協力団による協力プロジェクトを視察し、大使館員や協力団員を労う。
 
今回の特使団には原住民族委員会が組織した視察団も同行。この視察団は全国の原住民族地区(鎮・市・区)の首長21名と原住民族の女性10名からなり、実際の行動で国交樹立国を支える台湾の姿勢を示す。視察団は第31回パラオ全国女性総会に参加するほか、健康のための政策をパラオ側と共有。さらにパラオ国立博物館と協力し、台湾文化展を開催する。
 
台湾とパラオは1999年に国交を樹立。それ以来、安定かつ友好的な関係を維持している。台湾は農業と漁業、医療と公衆衛生、観光開発、スポーツ交流、教育研修と人材の育成、海洋保全、海の安全などの分野で密接に協力しており、パラオの与野党及び国民はこうした支援を歓迎し、高く評価している。外交部は、「パラオの独立30周年を心から祝うと共に、これからもパラオと協力し、両国の友好的な関係及びインド太平洋地域の平和と安定、繁栄を共同で促進していく」としている。
 
 

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