林佳龍外交部長(=外務大臣)が8日、2024学年度における台湾奨学金と華語文奨学金の新たな受給者(留学生)を対象とした歓迎会、ならびに台湾での留学経験を持つ人が対象の「世界の傑出した卒業生賞」の授賞式に出席した。この授賞式は4回目で、林外交部長は今回、セントクリストファー・ネービスの農業・漁業・海洋資源・協同組合省のミゲル・フレミング(Miguel Flemming)事務次官、同国のDonya L. Francis駐台大使、パラグアイ・ニェーンブク県Pilar市のFernando Luis Ramirez Gonzalez市長、マレーシア・パハン州立法議会の李政賢副議長、ベリーズの青年・スポーツ・運輸省で事務次官を務めたGilroy Hughdonald Middleton氏らに同賞を授与した。
林外交部長はスピーチの中で「台湾奨学金計画」について、20年にわたって国交樹立国及び友好国の人材育成を助け、台湾とこれら国々との協力及び友好的な関係を促進すると共に国交樹立国の学生3,000名以上の台湾留学を実現してきたと説明。そして、この日の受賞者を含む優秀な人材は自国に戻ってから様々な分野で国と社会の発展を促したほか、台湾とこれら国々の国民間の相互理解と友情を効果的に増進したと評価した。林外交部長は、外交部は「総合外交」と「栄邦計画」(経済・貿易分野で台湾とのつながりを強化することで、国交樹立国を繁栄させることを目指す外交政策))を積極的に推進していると強調、向こう2年以内に台湾奨学金の枠を現在の年間200人から500人に増やし、国交樹立国が優れた若者をより多く育成出来るよう支援する考えを示した。
林外交部長はこの日の受賞者を祝福すると共に、各分野におけるその卓越した実績と貢献を評価。また、外交部が2010年からこれまでに、台湾で留学経験のある人たちの団体「留台校友会」を世界各地に89設立、昨年にはフェイブックも立ち上げて各地の「卒業生」の結びつきを強化するなど、台湾に友好的な力の拡大を図っていることを説明した。林外交部長はそして、今後もこれら「卒業生」と連携して、台湾と世界各国との友好的な関係と交流を共同で促進していけるよう期待した。