2024/12/15

Taiwan Today

政治

世界のサステナブル観光地100選、台湾から過去最多の9カ所が選出

2024/12/13
「2024世界のサステナブル観光地100選」の受賞式では、交通部観光署駐ロサンゼルス弁事処の劉婉文副主任(写真右)が代表で賞を受け取った。台湾は過去最多の9カ所が選ばれた。(中華民国交通部観光署ニュースサイトより)
国際認証団体グリーン・デスティネーションズによる「2024世界のサステナブル観光地100選(2024 Green Destinations Top 100 Stories)」の受賞式が、11日にチリのプンタ・アレナスで開催された。このイベントは、グリーン・デスティネーション基金(Green Destinations Foundation)が、各地域のサステナブルストーリーの共有を通じて、世界において国境を越えた協力を促進することを目的としている。台湾は今年、9カ所が受賞し、過去9年で最も多い受賞数となった。受賞式では、交通部観光署(日本の観光庁に相当)駐ロサンゼルス弁事処の劉婉文副主任が代表で賞を受け取った。
 
100選入した9カ所は以下の通り。
・北部
北海岸及観音山国家風景区管理処(新北市)
東北角及宜蘭海岸国家風景区管理処(新北市)
・北東部
国立伝統芸術中心宜蘭伝芸園区(宜蘭県)
・中部
台中市政府(台中市)
日月潭国家風景区管理処(南投県)
両腳詩集概念旅館(フットプリントイン、南投県)
・東部
東部海岸国家風景区管理処(台東県)
・南部
雲嘉南濱海国家風景区管理処(台南市)
・離島
澎湖国家風景区管理処(澎湖県)
 
社団法人台湾永続旅行協会は、受賞式に加えて、「世界観光地戦略」をテーマとしたディスカッションに参加し、「自然と文化のサステナブルな連結ーウミガメ」について語った。ディスカッションでは、澎湖のアオウミガメ保護、宜蘭伝芸園区のみかん亀再現(籐編みで亀の形を作り、中にみかんを詰めたもの。縁起ものとされている)についての成功事例を共有した。世界各国の講演者は、それぞれの地域の成功事例と戦略を通じて、参加者が再現可能でサステナブルな実践モデルに対する理解を深められるよう経験を共有した。
 
観光署の周永暉署長によると、持続可能な観光開発は、国家の景勝地における自然と文化への長期的な観光投資。具体的な実践事例を通じて、サステナブルな観光促進における台湾の取り組みと成果を世界にアピールする狙いだ。観光署は今後も、台湾の経験を世界と共有し、世界の持続可能な発展に共同で貢献していくとした。

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