2024/12/28

Taiwan Today

政治

総統府、2025年元旦の国旗掲揚式典記者会見を開催

2024/12/25
2025年元旦の国旗掲揚式典のテーマは、「台湾スマートマニュファクチャリング 未来へ邁進」。台湾の社会が様々な分野で継続的な進歩と躍進を果たし、産業の進歩と経済成長の成果をすべての人々が共有できるよう希望が込められている。(中華民国総統府ニュースサイトより)
総統府は24日、2025年1月1日に行われる毎年恒例の「国旗掲揚式典」を目前に控え、記者会見を開催した。2025年のテーマは「台湾智造 邁向未来(台湾スマートマニュファクチャリング 未来へ邁進)」で、工業団地から選ばれた代表者が国歌を斉唱する。
 
記者会見は、総統府の李問報道官が司会進行を務め、潘孟安秘書長と何志偉副秘書長、中華民国工業区廠商聯合総会の頼博司理事長、中華文化総会の李厚慶秘書長らが出席した。
 
頼博司理事長によると、国歌の斉唱をリードするのは、品質を守る様々な製造エンジニア。彼らは、頼清德総統が率いる政府と協力してDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、産業の国際的な影響力を高め、台湾と世界との密接なつながりを維持している。
 
式典は、高等中学(高校)・職業高等学校のバンド選手権で、何度もの優勝経験を持つ荘敬高等職業学校スクールバンドによる若さと活力に満ちた演奏で幕を開ける。その後、台湾で働くインドネシア人労働者の楽団「黒袍楽隊」、新竹科学園区のエンジニアによる「ミスター・リサイクル・バンド」などの演奏が続き、日々努力を重ねる台湾の人々にエールを送る。イベントのクライマックスには、台湾のスマートマニュファクチャリングショーを初披露する。このショーでは、プロの舞台ダンサーと台湾の製造エンジニアが演者を務める。当日は早朝4時半に開場し、朝ごはんや記念品も用意される。
 
そのほかロボットショーなど、午前9時から午後5時まで一連のアクティビティの開催が目白押しとなっている。総統府大礼堂ではアニメーション映画が上映され、中庭には文化・クリエイティブ商品や農産物を販売する屋台が並ぶ予定だ。また、2025年総統府限定の「超級乖乖(台湾で最もポピュラーなスナック菓子)」が数量限定で配布される。さらに、午前9時以降には頼清徳総統と蕭美琴副総統によって、2025年の春聯(正月を祝う詩文を書いた赤い色の紙で、門の両側や入口の戸などに貼る)や紅包袋(日本のポチ袋やご祝儀袋に相当)も配布される。
 
李問報道官は今年のテーマについて、「台湾の産業が伝統を継承しながら、スマートテクノロジーを原動力として新たな発展を遂げ、継続的にアップグレードしている様子を象徴している。新しい一年は、台湾への投資により、経済発展と産業のアップグレードが達成されることが期待される。台湾社会が様々な分野で継続的な進歩と躍進を果たし、産業の進歩と経済成長の成果をすべての人々が共有できるよう望んでいる」と説明した。

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