政治
国防部、中共戦闘機の越境飛行に「規定どおりの対処」
2011/07/26
中華民国国防部は25日、中共の戦闘機が6月に台湾海峡中間ラインを越えたことについてプレスリリースを発表した。それによると、6月29日に中共のスホーイ戦闘機2機が台湾海峡中間ラインの西側空域で定例訓練を行っていた際、短時間の越境飛行が発生したがその後中間ラインの西側に飛び去った。国防部はこの戦闘機の飛行動向を当初から把握、監視しており、関連の戦備規定に則って対処した。
国防部では、同件は調査の結果として挑発行為ではないと判断。中共軍の航空機が海上空域で活動する間、「国軍経常戦備時期突発状況処置作業規定」と「国軍聯合監偵作業規定」に則って空軍戦闘機に緊急発進を命じ、付近の空域での警戒に当たらせたとしている。
国防部では、中共の戦闘機の台湾海峡における活動に対しては、飛行動向を細かに監視する他、「こちらから挑発しない」との処理原則を堅持し、関連の戦備措置で対応することでわが方の空の安全を確保するとして、国民に安心するよう呼びかけた。