Taiwan Today

台北金融大楼（台北101ビル）はこのほど、人にとって健康的で生産性を向上させる「グリーン建築」として、民間団体の米国グリーンビルディング協議会（USGBC）から、建築物の性能と持続可能性を査定する制度「ＬＥＥＤ」認証の最高ランク「プラチナランク」と認められた。また、同認証プラチナランクの建築物としては世界一の高さ、世界最大の床面積（4万5,000坪）、世界最多テナントと3つの「世界一」を獲得した。 同ビルは同認証取得のため、2年の期間と6,000万台湾元の費用をかけ、施設の改善に取り組んできた。オフィスの設定温度や湿度、二酸化炭素の管理のほか、テナントの協力を通じ、ごみの減量や省エネルギー、節水を実現し、このたびの認証取得がかなった。 認証取得記者会見に臨んだ呉敦義行政院長は、「政府は現在、グリーン建築の推進に取り組んでいる」と指摘。台北101ビルは台湾の誇りであり、省エネ・二酸化炭素削減の重要な手本になると述べた。