海岸巡防署の偉星艦が東沙島体験キャンプに学生23人を運ぶ。(海岸巡防署)
行政院海岸巡防署南区機動海巡隊の「偉星艦」は3日、大学生23名を乗せて南シナ海の東沙島に向かい、同島で「東沙巡礼-海域の安全及び生態体験キャンプ」を行う。海岸巡防署が東沙島で体験キャンプをするのは初めてで、東沙島における主権を内外に示す意味合いが強いと受けとめられている。
偉星艦では各種の準備を整え、高雄港の公務埠頭で待機。3日午後5時に出航し、4日午前に東沙諸島の海域に到着、学生及び同行の学者、報道関係者、政府関係者ら合計40余人が小型艇で東沙島に上陸、体験活動を行って6日に高雄港に帰港する。
東沙諸島の保安任務に当たる海岸巡防署南巡局は、「東沙諸島にはわが国唯一の、発育の整った環礁がある。面積約1.74平方キロメートルの東沙島は海洋資源が豊富で、中国大陸の漁船がしばしば侵入しては乱獲行為や、爆薬・薬品を使用した漁を行うのでこれら漁船を全力で退去させている」とし、国土確保の効果は徐々に現れていると説明した。(2011/08/02 聨合報 http://udn.com)