2024/12/27

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原子力委員会、第四原発建設中止決定を否定

2011/08/04
行政院原子力エネルギー委員会の蔡春鴻・主任委員(左)は3日、立法院で第四原発の安全問題について、政策面での対応を説明した。(中央社)
行政院原子力エネルギー委員会が7月29日、「建設中の第四原子力発電所の安全には不安があり、“工事停止”が望ましい」との見方を示したとされ、各界が注目している。 原子力エネルギー委員会が7月29日に開いた「第4回第四原発安全監督委員会第5次会議」では、同原発の建設工事を停止すべきかどうかが討論された。同委員会は2日、会議は第四原発の建設品質に対する厳格な監督、ならびに台湾電力公司龍門発電所(第四原発)の建設工事及び試験作業を正常な状態に戻し、安全な運転を確保するための方策を話し合うためのものと説明した。 原子力エネルギー委員会ではそして3日、会議で「工事停止」に触れられた部分について、同委員会の決定を示すものではないと明言。「全面的な建設中止」は重大で、公衆の健康や安全、環境生態に危害をもたらす恐れがあるとした上で、期限内の改善が行われないことでの処分には管制機関による法定手続きが必要だと説明した。そして、工事停止処分が決まったとしても、あくまで安全上の考慮からであり、原因が無くなる、もしくは期限内の改善が果たされれば管制機関は施工継続を認めることになるとして、「工事停止」と「建設の中止」はまったく異なり、混同してはならないと強調した。 同委員会では、できる限り早く関連の委員らによる意見を収集すると共に管制面での資料や検討をまとめた上で、台湾電力に明らかに過失があり、期限内に改善できなかった場合には、「工事の停止」を要求する可能性があるとしている。

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