2024/12/27

Taiwan Today

政治

馬総統:中国大陸訪問や和平協議の計画無し

2011/09/14
(総統府ホームページより)
馬英九総統の中国大陸訪問や台湾海峡両岸による近日中の政治的な協議開始がとりざたされていることに対し、馬総統は13日、総統府を通じて声明を発表、両岸の指導者が対面する機は熟しておらず、中国大陸訪問の計画は今のところ無いと強調した。馬総統は、両岸交渉は依然として、「切迫した問題を優先、そうでないものは後回し。容易なものを優先、難度の高いものは後回し。経済問題を優先、政治的議題は後回し」の原則にのっとって段階的に進めていくとしている。 また、この声明では、馬総統は、公式に外遊する場合の身分は、目的を問わず、「中華民国総統」一つしかないと公の場で発言していると説明している。一部の報道では、馬総統が次期総統選挙で再選された場合、与党・国民党の主席の身分で中国大陸を訪問する可能性が指摘されていた。 一部メディアは13日、「国家安全部門の高官が、台湾海峡両岸の和平交渉に向けて一定の準備をしていると明らかにした」と報じた。これについて、総統府の范姜泰基スポークスマンは同日、国家安全会議内部で同様の声明を行った者はいないとして、報道内容は不正確だと強調、人々に誤った印象を与えようとする作為的な報道の可能性もあると指摘した。 范姜スポークスマンはさらに、馬総統の話として、両岸が協力して解決する必要のある切迫した問題が依然として多く存在するのに対し、政治的な協議は急ぐ必要性が無く、中国大陸側といつ政治交渉を行うかといったスケジュールは存在しないと述べた。

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