台湾海峡両岸の窓口機関トップである、台湾側「海峡交流基金会(海基会)」の江丙坤董事長(理事長)と中国大陸側「海峡両岸関係協会(海協会)」の陳雲林会長の会談、いわゆる「江・陳会談」の7回目が19日から21日まで、中国大陸の天津市で開催される。海基会が12日、同日程を明らかにした。
海基会によると、双方が近日、連絡を重ねて日程が決定した。江董事長が代表団を率いて中国大陸を訪問、海協会の陳会長を初めとする中国大陸側と協議を行う。
双方は現在、「原子力発電安全協力協議」の締結に向けた準備を進めている。一方、「投資保護協議」については内容の一部が複雑に絡むため、さらに話し合いが必要とみられ、今回の会談では締結までには至らない見通し。同協議については引き続き前向きに交渉を進め、早期の合意形成を目指す。
その他の詳細な内容について、双方が計画と準備を進めている。予定では海基会の江董事長らは19日午前に天津に向かい、午後に副董事長レベルでの予備協議が行われる。20日午前に第7回「江・陳会談」を開催、午後には協議調印などを予定、双方が個別に記者会見を行う。