2024/12/27

Taiwan Today

政治

2011年オーストロネシア語族国際会議が台北で開催

2011/10/31
2011年オーストロネシア語族国際会議のウェブサイトより。

2011年オーストロネシア語族国際会議が29日と30日、台北公務人力発展センターで、「観光と伝播」をテーマに開かれた。会議では、基調講演2回、学術会議3回、実務フォーラム3回、座談会2回が行われ、「原住民族の伝統領域における観光と集落の発展」、「観光、文化と芸術の展示や紹介」、「原住民族と辺境地域の観光業発展」、「集落の発展とメディアでの伝播」、「メディアによる伝播の文化伝承事業」、「オーストロネシア語族のメディアを通じての伝播の発展上の困難」などを議題に、論述と行動に関する対話を行った。オーストロネシア語族国家の間の政治、社会、経済、文化の発展を促進できることが期待されている。

中華民国(台湾)の行政院原住民族委員会は2002年より、異なる議題でオーストロネシア語族国際会議を開催しており、今年はニュージーランド、オーストラリア、ソロモン諸島などのオーストロネシア語族学者、政府関係者らと、中華民国の学術経験者、政府関係者、原住民族に関わる事業に携わる人たちが会議に参加。

行政院原住民族委員会の孫大川主任委員は、オーストロネシア語族は地球で最重要な民族の一つで、派生した範囲は地球の半分に及び、これらの人たちが共有するのは言語の他、世代間を結ぶ海洋文化だと指摘すると共に、オーストロネシア文化は中華民国と太平洋の友好国との重要な協力課題になっていると述べた。

台湾の原住民族は台湾本島の「母親」であり、オーストロネシア語族文化の故郷でもあるとする孫主任委員はさらに、原住民族文化は特色豊かであるばかりでなく、ソフトパワーの表現だと強調、オーストロネシア語族国際会議を通じて、中華民国とオーストロネシア語系の国々とのネットワークと文化のつながりが強化され、友情と交流が促進されるよう期待した。

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