2024/12/26

Taiwan Today

政治

「平和こそ台湾の成功に必要な条件」馬英九総統

2011/11/02
ビジネス誌「遠見」の創刊者・高希均氏(右)から僧侶・星雲法師による書「智慧創新(智慧のイノベーション)」を贈られる馬英九総統(左)。(中央社)
馬英九総統は1日、「平和こそ台湾の成功に必要な条件だ。『戦争に勝者はなく、平和に敗者はない』のであり、平和はさらなるインセンティブも生み出すのだから、両岸の人々が最も理性的な態度で、かつ最も穏便な方法で互いの差異を乗り越えるのみならず、世界が台湾の明るさと温かさを感じられるよう心から期待する」と述べた。 馬総統はまた、国民と政府がともに以下の3つの方向に向かって前進するよう望むと述べた。①創造的な人材が活躍できるようにし、台湾に留保する―台湾経済を「効率主導型経済」から「イノベーション主導型経済」にモデルチェンジするべく、「イノベーション」について政府が多くの重要措置を提示している。②さらなる開放に向けた取り組みへの準備を進める―わが国は世界貿易機関(WTO)に加盟し、両岸経済協力枠組み協議(ECFA)を締結したと同時に、他国との経済協力や自由貿易に向け交渉を進めているが、ライバルと比較すると、さらなる「開放」に前向きに取り組む必要がある。③理性的な政治空間を確立する―国内での対立情勢を緩和する。 馬総統のこの発言は、ビジネス誌「遠見」が主催した「第9回華人企業リーダーサミット」の開幕式のあいさつの中でのもの。同サミットには台湾のほか、米国・香港・シンガポール・中国大陸から華人のビジネスリーダー約400人が参加した。馬総統は、同サミットのテーマ「イノベーション・飛躍の思考とビジョン」というテーマに沿ってあいさつを述べた。

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