2024/12/27

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政治

女性人口が初めて男性上回る=国勢調査結果

2011/11/04
65歳以上の高齢者人口を1とした場合の、14歳未満人口の比率。年号は民国(99年=2010年)。(行政院主計処サイトより)

行政院主計処がまとめた2010年国勢調査の結果によると、同年末現在での人口は2,312万4,000人(うち外国籍は56万2,000人)、前回調査のあった10年前と比較してわずか0.4%増にとどまった。また、男女の比率が女性100に対して男性99.6と、調査開始以来初めて100を下回り、女性人口が男性を上回った。特に外国籍の25~29歳の男女比率が女性100に対し男性21と差が目立ち、外国からの花嫁など外国籍の女性定住人口が増加する一方、仕事などで外国に居住する男性が増えたことが主な原因だと主計処は説明している。

また、10年前と比較し、14歳以下の人口が358万3,000人と、108万2,000人減少した一方、65歳以上の高齢者人口は244万5,000人と、55万8,000人増加した。また、15~24歳では67万8,000人減少、45~64歳は183万9,000人増加と、少子高齢化が際立ってきている。また、1956年の第1回調査では、65歳以上を1とすると、14歳以下が17.9だったのに対し、今回は1.5と、65歳以上の比率が68.2%上昇した。

さらに、離婚または別居者数が10年前の2.1倍となる105万4,000人(54万9,000人増)となった。また、25~29歳人口の未婚率は10年前の57.7%から、73.5%へと15.8ポイント上昇した。

このほか、大学以上の高学歴人口が15歳以上の人口に占める割合は10年前の12.4%から、25%に増加。4~6歳の学齢前児童で幼稚園や保育所に通う児童の割合は85.1%だった。また、家庭で使用する言語(6歳以上の中華民国籍、複数回答可)は100人当たり国語(中国語)が83.6人、閩南語(台湾語)が81.9人と最も多かった。

外国籍定住人口は10年で16万2,000人増加、増加人口のうち女性が78%を占めた。なお、外国籍定住人口には、非熟練労働者(いわゆる単純労働者)は含まれない。

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