馬英九総統は3日午前、「中国大陸発展モデルの内政と世界的視野」国際学術シンポジウムに参加するため台湾を訪れた来賓と会見した。
馬総統は、台湾海峡両岸関係を改善し、中華民国の国際社会参与を拡大していく過程において、中華民国の主権を守り、台湾の尊厳を保ち、人々の権益を保障するという政府の立場は少しも譲歩しておらず、このため、我々が中国大陸との関係を発展させるのは「香港モデル」ではなく、ましてや「チベットモデル」でもなく、独特の「両岸モデル」なのだと説明した。馬総統はまた、このモデルは両岸間の長期的な和平環境とより深い交流を実現させるとして、こういった交流は長期的な平和と相互理解に大きな助けになると信じていると述べた。
馬総統は、「両岸モデル」の根本となる意義はすなわち、中華民国憲法の枠組みの下で、両岸が「統一しない、独立しない、戦わない」という現状を維持し、同時に、「92年コンセンサス、一つの中国の解釈はそれぞれが表明する」という基礎の上に立って、両岸平和の発展を引き続き推進していくことだと指摘した。