2024/12/27

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政治

今世紀末、台湾の平均気温は2度以上上昇

2011/11/10
台湾の気温上昇は近年加速。今世紀末に2~3度上昇して、さらに暑くなるとの予想が。(中央社ニュースサイトより)

行政院国家科学委員会は9日、台湾の気温上昇は過去30年近くで、明らかに加速しており、このまま上昇すれば今世紀末には2度から3度暑くなるとする研究報告を発表した。

気候変動が台湾にもたらす影響がますます深刻になり、国が対策を推進する際に、より多くの科学的データと研究成果などの根拠を必要としていることから、行政院国家科学委員会では2009年末より、「台湾における気候変動予測と情報プラットホームの構築計画」を進めている。同計画チームの学者、専門家は1年がかりで「台湾気候変動科学報告2011」を共同執筆、このほど、世界と台湾の過去から現在までの気候変動研究の成果を取りまとめ、現段階での最新の研究成果と科学的進歩として提供した。

現在までに観測されたデータによると、台湾の年間平均気温は1911年から2009年までに1.4度上昇している。上昇ペースは10年で0.14度で、世界平均の0.074度を上回る。台湾は1980年から2009年までの30年間に気温上昇が加速、10年で0.29度上昇のペースとなった。このため、台湾の平均気温は今世紀末には、今より2度から3度高くなると予想されている。

一方、雨の面では、台湾は雨の降る日が減っている反面、降雨の強度が増す現象がある。乾燥した季節と湿度の高い季節の違いがより明確になりつつあるのは世界の趨勢と近い。地球温暖化が続くことを前提にした予測では、台湾は将来、冬季の雨量が減少。約半分の予想モデルでは、雨量の減少率を3~22%と予測。逆に夏季の雨は増え、約半分の予想モデルが2~26%の増加を予測した。

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