2024/12/27

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政治

馬総統、北京当局にミサイル撤去を呼びかけ

2011/11/28
馬総統は北京当局に対し、出来る限り早く台湾に向けて配備するミサイルを撤去せよと呼びかけた。(総統府サイトより)

馬英九総統は11月13日、米タイム誌のインタビューを受けた。馬総統は、台湾では政府が中国大陸との関係を改善していることに疑問を持つ人も存在するが、少数に過ぎず、行政院大陸委員会の調査では回答者の85%が制度化された話し合いを通して関係改善することを支持していると述べ、過去3年で台湾住民の中国大陸に対する態度はかなり変化したとの見方を示した。馬総統は、中国大陸と交流する際のリスクを認めながらも、それを減らして台湾に有利な部分を広げることに政府は努力していると説明した。

米国の学者が先ごろ、台湾を放棄する論述を展開したことについて、馬総統は、「主流の意見ではない」と分析、台湾が中国大陸との関係改善に尽くす努力を米国政府は高く評価しているとの認識を示した。また、総統選で二期目を目指していることについては、最初の任期4年で「混乱を正し、世界に追いつく」ことに努め、二期目の4年で、「台湾を生まれ変わらせ、トップにまい進させる」と強調した。

馬総統は25日には英国の公共放送BBCの中国語ネットワークの取材に応じ、北京当局が台湾に向けて配備するミサイルを出来る限り早く撤去するよう呼びかけた。また、①台湾海峡両岸の和解、②台湾の国際社会への貢献、③国防力、が台湾の安全を守るを三つの防衛ラインだとして、継続的な軍備の購入は台湾の安全保障に極めて重要だと述べた。

馬総統はそして、向こう4年間に中共の指導者と会わないこと、外遊の際はどこに行くかにかかわらず、唯一の身分はあくまで「中華民国総統」であるとの前提は変わらないと述べた。

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