中華民国(台湾)では14日、第13代正副総統選挙と第8回立法委員選挙が行われる。中央選挙委員会は11日、心身障害者の有権者が投票する場合の支援措置を発表、これら有権者の投票に便宜を図るとしている。
支援措置は以下の通り。
①選挙公報の録音:視覚障害者の有権者が選挙権を行使する際の参考として、候補者の政見を理解するのを助けるため、CD、テープ(中国語、台湾語、客家語)に選挙公報を録音して提供する。
②バリアフリー設備の設置:投票所の入り口が体の不自由な有権者の出入りに不便な場合に備え、簡単なバリアフリー設備を設置する。車椅子を使用する有権者が投票所に入る際には、現場の人員がすすんで協力する他、他の有権者に事情を話し、障害者の有権者の投票を優先させる。
③心身障害者に配慮した投票カウンターの遮蔽幕の設置:投票所には、車椅子を使用する有権者が使用するのに適した投票カウンターの遮蔽幕を設置する。
④視覚障害者のための投票補助設備の設置:視覚障害者の有権者が投票する際には、投票所の主任管理員が投票所に視覚障害者用の投票補助設備のあること、及びその使用方法を説明し、視覚障害者の有権者が自分で投票できるよう助ける。
⑤視覚障害者のための立会い協力や代理投票:視覚障害者の有権者が投票補助設備を使用しない場合、付き添いの家族が当該有権者の意思に従い、立ち会って投票に協力したり、代理で投票することが出来る。付き添いの家族がいない場合も、当該有権者の要求により、投票所管理員及び監察員各1人が本人の意思に従い、立ち会って投票に協力したり、代理で投票することが出来る。