行政院公共工程委員会とカナダの台北駐在貿易弁事処(CTOT:カナダの大使館に相当)は3月26日、台北国際コンベンションセンター102号室で、「台湾-カナダの公共建設に関する経験の交流シンポジウム」を共同開催する。5日より19日まで、インターネットによる参加申し込みを受け付ける。
同シンポジウムのテーマである「永続可能な都市、グリーン建築」は現在、世界の関心が最も高い議題の一つ。公共工程委員会ではこのシンポジウムを通して、中華民国とカナダの、公共工事技術と経験の交流を促進できること、並びに両国の企業や政府間の合作案件をまとめられることに期待している。
公共工程委員会によると、中華民国(台湾)が政府調達に関する協定(GPA)に加わり、台湾海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)を締結して以降、台湾の建設業の海外市場進出は、産業の永続的な発展を目指す新たなブルー・オーシャン戦略の一部となっている。
政府は現在、国内の建設業と国際社会との連結に積極的に取り組んでおり、公共工程委員会ではイギリスや日本、カナダ、欧州連合(EU)などが台湾に設ける駐在機構(在外公館に相当)との国際シンポジウム開催を推進、外国の公共工事に関する経験を学ぶことで、公共工事推進の参考にすると共に建設業界の国際競争力を高めようとしている。
「台湾-カナダの公共建設に関する経験の交流シンポジウム」の関連情報(会合スケジュール、ネットでの参加申し込みなど)は公共工程委員会のイベントサイト(英語: http://www.canadataiwan2012.org/info-e.html)まで。