行政院の江宜樺副院長は18日午前、行政院食品安全危機処理チームの第二回会議で、輸入牛肉のロットごとの抜き取り検査に関して、必要な人的資源、経費、保管場所、業者への通知など準備作業を詳細に確認、同検査メカニズムを19日の24時に始動すると決定した。
江行政院副院長によると、業者が輸入する牛肉、「牛雑碎」(舌、筋、尾、蹄など)、牛肉加工品の三つに分類される牛肉製品は全ロットを検査するが、過去、輸入検査や市場で販売されている製品から、β-アゴニストが検出された記録の無い業者のものは除外する。
同会議で話し合った議題は、「輸入牛肉のロットごと抜き取り検査の実地調査と準備状況」、「違法な輸入、及び動物用薬品飼料添加物の使用についての捜査取締り状況」、「食品の安全管理措置に対する民間の参与拡大計画」。
「食品の安全管理措置に対する民間の参与拡大計画」に向けて、行政院農業委員会ではβ-アゴニストの検査能力を強化、民間業者の自主管理も指導していく。このほど実施した、養豚農家に「β-アゴニスト未使用声明書」を提出させて自主的に安全を保証させる件は良好に執行されている。
行政院衛生署では、食品の安全監視及び検査への民間の実験室の参与を拡大し、大学や専科学校も含む民間実験室にも協力を要請する。また、これら実験室への認証方案拡大も加速、全国の検査資源データベースを構築すると共に、食品ボランティア制度も設けて、各界のボランティアに、政府の監督作業への協力を求めていく。