米CNN傘下の旅行情報サイト「CNN Go」は23日、「アジアで最も屋台料理が充実した10大都市(Asia’s 10 greatest street food cities)」を発表した。台北も10都市の一つに選ばれるとともに、「アジアで最先端の屋台の街」と形容された。屋台のメニューとして、ナイトマーケット「師範大学夜市」の「生煎包(焼き肉野菜まん)」や、「饒河街夜市」の「胡椒餅(コショウ味の焼きまんじゅう)」など10種類の料理が紹介された。
このほか、師大夜市の「刈包(台湾風ハンバーガー)」、「肉円(台湾風肉団子)」、士林夜市の「蚵仔麺線(カキの煮込みそうめん)」、「大腸包小腸(ライスホットドッグ)」、「葱油餅(ネギ入り薄焼き)」、「豆花(デザート豆腐)」、台湾を代表する屋台料理の「臭豆腐」のほか、「牛肉麺」を紹介している。10種類の料理には説明文にすべて写真とローマ字表記のピンイン(発音)が添えられ、地図上の所在も明記している。
「CNN Go」は、台北のナイトマーケットには、衣料や日用品もたくさんあるが、最も魅力的なのは何と言っても屋台料理だと紹介。こういった屋台料理のルーツは中国大陸にあるが、上海発祥の「生煎包」が台湾で大人気となるなど、台湾の人々のアイディアや工夫を通じて、かえって台湾ならではの美食となっていると指摘した。また「臭豆腐」は、一般的には臭いと感じる香りの高さがおいしさの一部で、外国人には受け入れ難いところもあるが、あえてこれを紹介した上で、路上の屋台でこそおいしいものが食べられると紹介した。さらに、牛肉麺の専門店を紹介し、牛肉を肉桂、八角などの香辛料で軟らかくなるまで煮込み、おろしニンニクやトウガラシ、千切りショウガなどを薬味に、酸菜(酸味のある青菜の漬物)を付け合せにしたおいしさを評価した。