新北市の聖心女子高校では26日、同校が米国のエコスクール・モデルプロジェクトに参加するセレモニーが行われた。米国環境保護庁で同業務を担当するJane Nishida女史は26日、同校の校長にプロジェクト参加登録証を手渡した。セレモニーには行政院環境保護署の沈世宏署長も立会い、Nishida女史らと、台湾が永続的な環境と低炭素社会の実現に向けて行っている取り組み、国際社会への活動拡大などの経験を分かち合った。
新北市環境保護局では、エコスクールは世界最大の「エコスクール」認証プロジェクトだとした上で、行政院環境保護署と米国の環境保護庁は協力関係をいっそう深め、そのアンテナをコミュニティーやキャンパスまで広げており、今回は新北市の聖心女子高校と三峡区の建安小学校が台湾を代表して米国のエコスクール・モデルプロジェクトに参加することになったと説明した。
環境教育法が昨年6月5日に施行されたのに合わせ、政府はこの1年あまりの間に、新北市三峡区の建安小学校と米ニュージャージー州のベン・フランクリン小学校の姉妹校締結を実現、両国の小学生は日常生活の中で行う節水、省エネルギー、資源リサイクルなどの経験をインターネットを通じて共有し、環境保護の意識を根付かせている。
同様の交流をより系統立てて継続するため、環境保護署では、建安小学校と聖心女子高校を推薦、米国のエコスクール登録をさせ、グリーンフラッグ賞に挑ませる。同署では、これらの学校が国際的なエコ団体と共に行動する形で、校内で学生が省エネ、二酸化炭素(CO2)削減を推進し、エコの観念をコミュニティーまで広げていけるよう期待している。
エコスクールモデル・プロジェクトはすでに53カ国で進められており、アメリカでは690校が登録を済ませている。銅、銀、グリーンフラッグの3段階の認証があり、省エネ、節水、キャンパスのメンテナンス、交通運輸でのCO2削減、地球保護、消費の抑制と廃棄物のリサイクル、気候変動の制御、グリーン・アワーの8種類の要素から環境意識を評価していく。