2024/12/27

Taiwan Today

政治

台湾はアジアで3番目に幸せ

2012/04/05
中華民国(台湾)の「幸福度」はアジアの国・地域で3番目に高い。(中央社)

国連による初めての「世界幸福度報告(World Happiness Report)」が4月2日に発表された。同報告によると、上位はデンマークほか北欧諸国が占めた。中華民国(台湾)は世界46位で、アジアではシンガポール(33位)、日本(44位)に続いて3番目という結果だった。

同報告は国連が米コロンビア大学地球研究所に委託してまとめられたもので、2日行われた幸福度に関する国連会議で発表された。報告では「幸福な国は経済的に豊かであることが多いが、それ以外にも、政治的な自由、堅実な社会ネットワーク、汚職撲滅の取り組みが行われていることなどが、強みとなっている」と指摘した。また、個人的な面では、心身の健康、就業の保障、家庭の安定などが幸せの要件となっている。

世界で最も幸福な上位10カ国は順に、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、オランダ、カナダ、スイス、スウェーデン、ニュージーランド、オーストラリア、アイルランドという結果だった。米国は11位。アジアの国・地域では韓国が56位、香港67位、中国大陸112位だった。

個人的な面で、幸福度を左右する決め手となる要素は、「心の健康」だった。また、同報告では特に失業問題を取り上げ、「失業がもたらす不幸は、生き別れや死別に勝るとも劣らない」と指摘した。さらに、仕事の面において、就業の保障と良好な人間関係は、高賃金や十分な休息時間より満足度を高める作用があるという。

また、先進諸国では女性の方が男性より幸せであり、各年齢層のうち、中年世代の幸福度が最も低かった。

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