交通部統計処が5日に明らかにしたところによると、今年1月から2月に台湾にやってきた海外の旅行者は延べ99万人。平均で1日延べ1万6422人で、前年同期比で15.4%増えた。同期として過去最高。観光目的の旅行者が59.8%を占め、人数とその比率はいずれも過去最高に。
これら旅行者を居住地別で見ると、中国大陸からの旅行者が延べ30万人、旅行者全体の30.8%を占めてトップ。前年同期比では39.9%の大幅増に。次いで日本の旅行者で延べ23万人。前年比で9.2%増えた。3位は香港・マカオからの旅行者で、前年比11.3%増の延べ12万人。アメリカ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、オーストラリア、フランス、オランダなども含めた10カ国・地域からの旅行者はいずれも同期として過去最高に。このうち7カ国・地域の前年同期比増加率は二桁を超えた。
1月と2月に中華民国(台湾)の各空港で出入国した人は延べ682万人。1日平均で延べ11万4000人で、ここ6年の同じ時期と比べて最高に。国際航空路線(香港・マカオ含む)を利用した人は平均で1日延べ6万2000人で前年比7.9%増。中国大陸との航空路線を利用した人は1日延べ2万2000人で前年比36.1%増。これは2008年に台湾海峡両岸直航路線を開設して以来、1-2月として最高に。国内線利用者は平均で1日延べ2万5000人。前年比で10.1%増えた。
空港別に見ると、台湾桃園国際空港が延べ434万人で、前年同期比13.3%増。同じ時期では過去最高に。台北松山空港は前年比で11.0%、高雄国際空港は前年比11.9%と、いずれも二桁の増加となった。