新北市議会の陳幸進議長は7日より、各党の市議会議員9人と新北市各部署の首長4人を率いて日本の市政と港湾に関する視察を行っている。9日には神奈川県議会と神奈川県庁を表敬訪問し、神奈川県の黒岩祐治知事、神奈川県議会の持田文男議長、並びに神奈川県日華親善議員連盟の松田良昭議員らとそれぞれ対面した。
新北市議会（当時は台北県議会）は2008年に神奈川県議会と姉妹関係を結び、当時、神奈川県議会議長だった松田良昭議員はその後、数度にわたって代表団を組んで台北県（当時）を訪れたが、台湾では台北県が新北市に昇格することになり、県議会議員から市議会議員への改選も行われることになったことで台湾側からの訪問が途絶えていた。今回、新北市議会は松田議員の要請に応じて訪日、具体的な行動で神奈川県議会の熱意に応えたことになった。
新北市議会の陳議長は、今後も両議会の友好関係を維持する他、新北市と神奈川県の産業、文化、スポーツなどの領域における交流拡大に協力していく考えを示した。
新北市の訪問団は9日午後、神奈川県議会手配の下、神奈川県庁前で両議会の友情の証としての植樹を行った。その後は船で横浜港とその周辺施設を視察。夜には神奈川県日華親善議員連盟主催の歓迎パーティーに出席した。