台湾の地上波テレビ放送のアナログ信号は5月7日正午より4エリア、4段階に分けて停止され、6月30日正午にデジタル放送に全面的に移行する。5月7日には台湾中部のアナログ信号を停止、28日に離島と東部、6月11日に南部、そして6月30日に北部のアナログ信号を停止する。行政院新聞局は9日午前、女性タレント陳美鳳さんを地上波テレビ放送デジタル化推進のキャラクターとして招き、コマーシャルを製作して周知宣伝を行っていくと発表した。
一方、経済部はデジタルコンバージェンス政策の推進加速に向けて、4月下旬に経済部デジタルメディア発展センターを設立する。経済部が示す三大戦略は以下の通り。
コンテンツの飛躍:
業者による川上、川中、川下の産業チェーン整備をサポート、産業の元の部分のエネルギーを強め、業界に跨って核心となる人材を育成することで、デジタルメディアのコンテンツと周辺のハード産業の発展を促し、業者がメディアクラウドサービスを行えるよう協力する。
サービスの飛躍:
中国語のコンテンツを主に、業者が新たなメディアの「視聴率」調査メカニズムを構築するのに協力する。デジタルテレビ、マルチメディア映像プラットフォーム、デジタル音楽、オンラインゲームなどを対象に、マルチな利用ならびに実体とバーチャル面の統合可能な、まったく新しいサービスモデルの誕生を促す。
市場の飛躍:
台湾の流行文化を拡散させる仕組みを発展させ、「メイド・イン・タイワン(MIT)」のブランドと結びつけて対外的に売り込み、台湾のブランド価値を高めると共に、国際社会における台湾のイメージアップを目指す。