2024/12/27

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政治

馬総統:国家の安全は中国大陸の善意に頼るべきでない

2012/04/19
馬総統は外遊から帰国後直ちに軍事演習を視察。国の安全を中国大陸からの善意に頼ってはいけないと防衛力の大切さを強調した。写真は28号演習の模様。(中央社)

馬英九総統は18日、アフリカ訪問から帰国するとただちに大直円山指揮所(国家政軍指揮センター)に向かい、国軍の「28号演習」を視察した。国防部によると、馬総統はあいさつの中で、「国民が、国家の安全を中国大陸からの見せかけの善意に頼っていては、台湾海峡両岸間に危機が発生した場合、我々は食い止めることができない」と特に強調した。

馬総統は、「台湾海峡の平和が保たれるカギは、敵が進攻への野心を無くしたかどうかにあるのではなく、他国からの支援にあるのでもない。それはわが国が国防力を継続的に強化して抑止力を形成し、敵の進攻を思いとどまらせることにある」と述べた。

さらに馬総統は、両岸関係は過去60年で最も安定しているが、平和はやはり力強い国防力の上に築かれるべきだとした上で、国軍は日頃から「平安な中で危機を常に意識する」観念を育て、戦時には「国の存亡は一人一人の責任」という考えに立って「全国民による国防」を実現しなければならず、それでこそ国家の長期的な安全と永続的な発展が確保されると訴えた。

馬総統はそして、国軍は「演習すなわち実戦」という意識で情報面での安全防護も徹底し、敵の侵入や情報工作を効果的に防ぐことで、国家の安全を確保するよう求めた。

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