2024/12/26

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米BSE感染牛問題、行政院が米側に資料提供求める

2012/04/26

米農務省は台湾時間25日午前3時、米国で4例目となる牛のBSE(牛海綿状脳症=狂牛病)への感染が確認されたと発表した。これを受け、行政院の陳冲院長は直ちに会議を招集、「台米牛肉議定書」に基づき、米国側に速やかに十分な資料の提供を求めるよう、外交部と経済部、衛生署、農業委員会に要請した。

行政院は、「『台米牛肉議定書』の規定では、米国でBSEの感染例が確認された場合、米政府が直ちに疫学的調査を徹底的に行い、米国在台協会(AIT)の代表を通じ、わが国の駐米代表(駐米大使)に調査結果を通知、わが国と共にその調査報告を検討することとなっている」と説明した。

行政院はまた、衛生署に管理・防護措置を強化するよう求めた。具体的には「由来」と「税関」、「市場」の各段階での管理を強化するほか、衛生署と農業委員会動植物防疫検疫局および税関が、「証明書類の審査」、「生産情報の明確な表示」、「厳密な開梱検査」、「食品の安全性試験」、「リアルタイムの情報把握」という5つの防護措置に取り組む。行政院は「国民の健康と食の安全を守るという一貫した立場を堅持し、安心できる食を確保する」と強調した。

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