国立台湾大学は4日午前、知能型ロボット及び自動化国際研究センター(NTU-iCeiRA)の設立セレモニーを行った。セレモニーは27歳当時のアインシュタインを模したロボットが司会を務め、教育娯楽ロボット、RenQがゲストを先導した。
セレモニーに出席した蕭万長副総統は、同センターの設立は台湾大学にとって大きな出来事であるばかりでなく、企業界にも喜ばしいことだと述べた。蕭副総統は、台湾の産業のレベルアップと変革には産業技術の向上が不可欠で、ロボットと自動化は台湾の産業が将来必要とする技術だと指摘、NTU-iCeiRAの設立がこの点で貢献してくれるよう期待した。
台湾大学では、NTU-iCeiRAは行政院国家科学委員会、台湾大学、フランスの国立科学研究センター、フランスの国立情報学自動制御研究所、フランスのピエール・マリー・キュリー大学と共同で立ち上げるものだと説明。台湾の鴻海精密工業、上銀科技、東元電機など20あまりの企業、団体と合作覚書を交わしており、研究成果によって業界の変革とレベルアップに協力したいとしている。