行政院は10日の閣議で内閣が総辞職した。行政院の陳冲院長は「中華民国の第13代総統・副総統が20日に就任するのに伴い、憲法の規定に従って内閣は総辞職した」と説明した。
陳院長は、「台湾における現時点での最も重要な課題は、産業構造の調整。これにまず総体的に取り組み、全体から個別の改善を促し、国民全体が豊かで安心して暮らせる、幸せな国づくりを行わなければならない」との見方を示した。
また、現在、大きな注目が集まっている課題について、「われわれは国家の長期的な利益、持続的な発展、社会の公平・正義といった角度から着目し、国民の健康を保障するとともに弱者に十分に配慮し、人々の生活への衝撃を軽減するという前提のもとで、引き続き必要な改革をしっかり進め、新たな局面が切り拓かれることを願う」との期待を述べた。