中華民国(台湾)に駐在するアフリカ駐華使節団による「アフリカ・デー」を祝うイベント開催に合わせ、外交部は26日と27日の両日、台北市信義区の新光三越信義新天地香堤広場で、「2012アフリカ・ファッションショー&文化展」を開催する。26日午前10時のオープニングには、外交部の楊進添部長も参加し、アフリカ駐華使節らとセレモニーを行う。駐華使節らは会場でアフリカの衣装をまとい、最初のファッションショーに出演、イベントの幕開けを飾る。
このイベントは、舞台でのパフォーマンスや、文物の展示、体験イベントなどを通じて、アフリカのファッションや織物、音楽、舞踏、彫刻、絵画など多面的な文化に実際に触れることができるというもの。
舞台パフォーマンスでは、西アフリカの友好国、ブルキナファソの国立舞踊団(Ballet National du Burkina)が外交部の招請に応えて出演する。また、アフリカのデザイナー、Clara Lawson Ames氏がモデル3人を率いて来台、台湾で学ぶアフリカの留学生とともに、ファッションショーを行う。また、国内のアフリカ芸術の団体「震撼管楽団(ショック・コンサート・バンド)」と「嬉班子(Sibongie)」もパフォーマンスを行う。
展示では、アフリカの織物や木彫り、ブロンズ彫刻、仮面など500点余りの芸術作品と、アフリカの子供たちが描いた絵30点を観賞することができる。体験イベントでは、アフリカ式の髪の編みこみやフェイスペインティングのほか、衣装の試着や音楽体験などが無料で楽しめる。
アフリカ諸国は1963年5月25日にエチオピアのアディスアベバで、アフリカ統一機構(アフリカ連合の前身)を結成、アフリカ諸国が自身による地域統合に向けて歩むきっかけを作り、毎年5月25日をアフリカ・デーと定めた。