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台風5号と南西の気流で豪雨のおそれ、中央災害対策センター設置

2012/06/19
台風5号と南西からの気流による豪雨に備え、宜蘭の南方澳漁港では漁船が港に避難している。(中央社)

中央気象局は19日午前5時半、台風5号(アジア名・タリム)に関する海上警報を発令した。今後、陸上警報が発令される可能性もある。一方、台湾の東海上を北上中の台風4号(アジア名・グチョル)は勢力を弱め、中型の台風となっている。気象局によると、台風5号はこれから22日にかけ、台湾海峡を通過、西台湾が暴風域に入る可能性もある。影響は台湾本島全域と離島の金門、馬祖、澎湖に及ぶ見通し。

また、台風5号に加え南西からの気流により、22日まで台湾全土で豪雨への備えが必要となっている。雨の勢いは20日から21日にかけ豪雨を超える最大水準となり、数日間の降水量は1,200~1,500ミリメートルに達する見通しだ。

政府はこれを受け18日午後、中央災害対策センターを設置し、災害に備え準備を進めている。

気象局によると、今回の台風は南西からの気流を伴うため、広い範囲で大量の雨をもたらす可能性が高い。また、6月10日からの豪雨による水害で泥土が大量の水を含んでおり、山間部では土石流災害が引き続き発生するおそれもある。西沿海部で海抜の低い地域やくぼ地では浸水や海水の逆流による災害に警戒する必要があると気象局は呼び掛けている。

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