食品衛生管理法の法改正手続き完了前に、行政院がラクトパミン残留の米国産牛肉の輸入を認可する行政命令を出すかどうかについて、胡幼偉報道官は18日、陳冲行政院長の談話として、「立法院での法改正を進める方針を堅持する」と説明した。行政院は、食品衛生管理法改正以前に、ラクトパミン残留の米国産牛肉の輸入を認可する行政命令は出さない方針だ。
行政院によると、立法院での2月24日の与野党協議に基づき、食品衛生管理法の改正手続き完了前に、行政命令によりラクトパミン残留の米国産牛肉の輸入を認可することはない。胡報道官は、政府の米国産牛肉政策の原則としている「安全許容量、牛肉のみ(豚肉は対象としない)、標示の強制、内臓は除外」のうちの「標示の強制」について、法改正を行わなければ、ファストフード店のハンバーガーや牛肉麺など密封包装されていない牛肉について、業者に標示を強制することはできないと強調した。